今年の7月くらいから物件探しをはじめて、先月引っ越しを終えて新生活を始めています。
引っ越し自体は学生時代も含めて数えればもう5回目になりますが、社会人になってからは長く同じところに住んでいたので、久しぶりの引越でした。
加えて、今までの引っ越しではいつもわりと衝動的だったり時間に追われて慌ただしく物件選びや引っ越しをすることが多かったいっぽうで、今回ははじめて計画的かつじっくり時間も掛けて物件探しから引っ越し準備などを行うことができたことで自分なりに色々と学びもあったので今回からは引っ越しシリーズということで色々とまとめていこうと思います。
今回はその第一弾として、最初の一歩になる物件探しについてです。
目次
物件探し(初期)ーネットー
人は自分が選んだものや買って手に入れたものに対しては、買ってよかった、手に入れてよかった、と思いたい心理が働くことからフラットに評価することが難しくなる傾向があるものですが、それを踏まえフラットに考えて自分のこれまでの物件探しを振り返るとすると、学生時代に最初に住んだマンションは最悪だったものの、それ以降はいずれも良質な物件に当たってきたと思います。そして今回はというと、今までのどの良質な物件と比べてもとびきり最良な物件を探し当てることができたと感じていて、大満足してます。
これまでの引っ越しでは選べる物件が学校や職場にある程度近いエリアに限られていたため、どうしても選べる物件が多くはない中での物件選びになることが多かったですが、今回は今後リモートでの働き方も増えることを見越してあまり場所には縛られすぎずに物件を探すことができたため、よく言えばいろいろな物件を見ることができたし、悪く言えば選ぶのが大変でした。
そんな中でまず初期段階での物件探しとしてはどのエリアでどれくらいの家賃相場でどのような物件があるのかを知ることが重要なので、
・エリアは広め、緩め
・家賃も多少予算の枠を多めに設定
・間取りも設備も条件は緩めの設定
という感じでSUUMO、atHOME、HOME'S、アパマン 、ATBB(※業者用の物件情報サイト)辺りを毎日のように見ては気になる物件をリストアップしていきました。
どうせ最初からドンピシャな物件にはそうそう出会わないし、自分が住みたいと思う物件の条件も、よほど経験豊富な人でもない限りは、探していくうちにだんだんと優先する条件も変わっていったりするものなので、気になる物件をどんどんリストアップしていく中で自分の中の条件を少しずつ見つけていくことが重要になります。
なお、私の最終的な物件の条件は、全部で19個になりました。(それらをすべて満たしたのが今の物件です。)
・家賃
・間取り
・外観、内観
・収納
・構造
・階数
・陽当たり、窓の有無・向き
・部屋の向き
・物件の周辺環境
・エリア
・駅からの距離
・コンロ
・シンク
・浴室
・オートロック
・ゴミ置き場
・宅配ボックス有無
・築年数
・管理会社、仲介会社
物件探し(序盤)ー不動産屋へー
ひたすら各賃貸サイトの物件を見ていく中で、徐々にお気に入りの物件も増えてきて自分のなかでこだわりの条件なども少しずつ分かってきた頃に、次は数あるお気に入り物件の一つを選んでそのエリアの不動産屋に話を聞きにいくと良いです。というか、行きました。同じ会社でもエリアが変われば別会社のようなものなので、結局全部合わせれば15社以上は回ったと思います。
地域の不動産屋を訪ねて直接話を聞くと、そのエリアの特徴や物件の特徴など地元ならではの情報を入れることができるので良いと思っています。例えばファミリー層が多いエリアなのであまり単身者向けの1Kの物件は少ないエリア出会ったり、逆に若い単身者向けのマンションの建設が増えているエリアなど様々な情報は地元不動産屋で知ることができます。
その上で、こちらの希望をしっかり伝えて希望に沿った物件の空きが入り次第連絡をもらえるようにお願いしておくことで、不動産情報サイトに載る前に連絡をもらえる可能性が高くなります。
私の場合は大体探し始めて3週間ほど経った頃から不動産屋廻りを始めました。
物件探し(中盤)ー内見ー
探し始めて1ヶ月立つ頃にはおよそ住みたいエリアなどこだわり条件も定まってきていて、不動産情報サイトは毎日見るものの、新着物件がないかをチェックする程度になってきます。逆に言えば、自分のこだわりの条件に合致する物件の新着情報があればすぐにキャッチできる状態になっているということです。そして同時並行で回っておいた各不動産屋からの新着物件の情報も入れながら、ドンピシャな物件が釣れるのを待っている時期に、退去日から逆算した引っ越し日から逆算した物件決定のリミットまではまだまだ余裕がある段階で、内見を始めていきます。私の場合はもともと間取りや図面から自分が描いていたイメージと実際のギャップを埋めていくべく、物件探しの序盤から気になった物件をピックアップして内見を始めていましたが、物件決定のリミットの2ヶ月弱前くらいから、抑え物件候補を選んでの内見も始めていきました。どうしてもこだわりの条件をすべて満たす物件が出てこなかった場合に備えてのリスクヘッジです。(結果的に希望ドンピシャ、交渉も込みでドンピシャの物件を見つけることができたので妥協物件を選ぶことはなかったですが)
いくつか実際に内見し始めていくと、これまで自分がこだわったいた条件が不要になったり、またその一方で新たな条件が追加になったりしていきながら、こだわる条件がさらに精査されていきます。
物件探し(終盤)ー物件の決定ー
実際に内見していくなかで自分のこだわり条件が定まってきて、不動産情報サイトの新着を日々見ながら、不動産屋からの紹介物件も見つつ、ドンピシャくる物件を待っていると、その時はやってきます。
ビビッとくる物件の登場です。
今回の私の場合だと、結局は不動産情報サイトの新着でいち早く今の物件を見つけて、すぐに不動産屋へ連絡を入れました。仮契約をして他の入居希望者に取られないようにするために退去前に外観だけ見にいくところから始めました。仮契約というのは、家賃の1ヶ月分を払うことで他の入居希望者よりも優先的に物件を借りる選択をさせてもらうためのものです。なお、今回初めて知ったのですが、退去前であれば仮契約料金不要で仮押さえすることができるとのことで、仮契約金無しで優先権をとる事ができました。
このような仮契約という手法についても、今回物件探しをするなかで他の物件を紹介して頂いた不動産屋さんに教えていただけた情報でしたので、不動産屋さんへの訪問や内見などやっておいて良かったなという感じでした。
まとめ
まとめると、以下のような流れで物件探しをされると希望の物件と巡り会う事ができるかと思います。
1.初期(〜1ヶ月)
・ひたすら不動産情報サイトで物件探し
・条件は緩め、広めでいろいろな物件を見て物件と同時に自分のこだわり条件を探す
2.序盤(2週間〜1ヶ月)
・ある程度目ぼしい物件も増えてきたら不動産屋で地域の情報などを得る
・不動産屋にこだわり条件を伝えておき不動産屋からの紹介物件も得る
3.中盤(1ヶ月〜)
・こだわりの条件を固める意味でも内見を始める
・内見する事でまた自分のこだわり条件がより精査されていく
・日々の新着情報と紹介物件をひたすら見てビビッとくる物件が来るのを待つ
4.終盤
・いよいよ自分のこだわりの条件に合致する物件が出てきたらすぐに不動産屋へ連絡を入れて仮契約をする
・仮契約の契約料はその後成約しなかった場合は返金されるので問題ない
・いい物件ほどすぐに埋まってしまうので本当にいい物件を見つけたらすぐに押さえにいく
以上